TOKYO, Feb 4, 2021 - (JCN Newswire) - 三菱パワーはこのほど、ボイラー事業の国内拠点を再編する方針を決定しました。ボイラー事業は2014年2月の会社設立以来、日本国内では長崎・呉の2工場で一体運営してきましたが、石炭火力発電を取り巻く市場環境激変による新設工事の大幅な縮小を受け、新設およびアフターサービスのボイラー製造機能を長崎工場に集約、あわせて新設工事の設計・建設機能も長崎工場に集約します。今後、呉工場においてはボイラーサービス事業と環境プラント事業へ経営資源をシフトし、両事業の一層の競争力強化を図っていくことが狙いで、2022年度末の再編完了を予定しています。
2050年カーボンニュートラルの達成に向けて石炭火力発電の事業環境は大きく変化しており、国内外で新設の石炭火力発電プラント需要の大幅な縮小が見込まれています。一方、既設石炭火力発電所の環境性能や発電効率の向上、バイオマス・アンモニア混焼などの低・脱炭素化ニーズが高まるなか、経営資源の選択と集中を進め、伸長するサービス並びに環境分野へシフトし、電力の安定供給を支えながらカーボンニュートラルの実現に貢献すべく今回の再編を決めたものです。
呉工場は1959年(昭和34年)にボイラー製造の工場として設立され、火力発電用ボイラーや環境プラント(排煙脱硫装置、脱硝装置)など、エネルギーと環境保全に関連する製品とサービスを世界各国に提供してきたほか、石炭ガス化複合発電、低品位炭燃焼技術、CO2回収などの新技術開発にも積極的に取り組んでいます。今後は、既設ボイラーの低・脱炭素化に貢献するサービス事業の拡大を目指すとともに、世界的な環境規制強化を背景に需要増加が見込まれる環境プラント事業において環境負荷低減、カーボンニュートラルの実現につながる製品の提供とソリューション事業の強化に取り組んでいきます。
三菱パワーは、今後も各拠点が立地する地域をはじめとするステークホルダーの皆さまと緊密に連携しながら、事業環境や顧客ニーズに即した生産体制の構築をはかり、三菱重工グループの一員として、サステナブルな社会の実現に向けたエナジートランジションを推進していきます。
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概要:三菱重工業株式会社
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