TOKYO, Oct 1, 2020 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)と生化学工業株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:水谷建、以下 生化学工業)は、このたび、生化学工業が創出した変形性関節症治療剤SI-613(ジクロフェナク結合ヒアルロン酸)について、韓国における販売提携に関する契約を締結しましたのでお知らせします。エーザイと生化学工業は、SI-613について、2020年4月1日に中国における共同開発及び販売提携に関する契約を締結しており、2カ国目の提携となります。
本契約に基づき、エーザイの子会社であるエーザイ・コリア・インクが韓国におけるSI-613の独占的販売権を取得し、製造販売承認申請を行います。承認取得後は、生化学工業が製品をエーザイに供給し、販売はエーザイが担当します。なお、エーザイは生化学工業に対して契約一時金と販売マイルストンを支払います。
変形性関節症は、加齢などの要因により、関節の軟骨が傷つき炎症を起こすことで痛みが生じる疾患であり、罹患するとQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下につながります。中でも発生頻度が高い変形性膝関節症については、韓国での患者数が約320万人と推計されており*1、今後も高齢化の進展により増加していくことが予想されています。
SI-613は、生化学工業が独自の薬剤結合技術を用いてヒアルロン酸とジクロフェナク(抗炎症薬)を化学結合した薬剤です。ヒアルロン酸による関節機能改善効果に加え、ドラッグデリバリーシステム*2により徐放*3されるように設計されたジクロフェナクの鎮痛・抗炎症作用を併せ持つことから、変形性関節症に見られる痛みや炎症を速やかに、かつ持続的に改善することが期待されます。
本契約により、エーザイは、韓国事業で培ったナレッジやネットワークを活用し、患者様のアンメット・メディカル・ニーズの充足をめざします。生化学工業は、エーザイの韓国事業の基盤を活用することにより、本剤の韓国における価値最大化をはかります。
両社は、本剤の商業化により、韓国における変形性膝関節症に対する新たな治療選択肢を提供し、患者様のQOLの向上に貢献してまいります。
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概要:エーザイ株式会社
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