TOKYO, Oct 22, 2020 - (JCN Newswire) - 三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:楠本 馨、本社:東京都千代田区)は、世界で展開する研究・開発拠点の中でも中核拠点となる枇杷島製作所(愛知県清須市)で建設を進めていた業務用冷熱製品向け新開発試験棟を完工し、本日竣工式を行いました。今回新たに試験棟を設立したことにより、既存の開発試験棟とともにグローバル市場で展開する業務用冷熱製品の開発・市場投入を加速します。さらにタイなど海外の開発試験設備も順次増強し、世界全体の開発力強化につなげていきます。
新開発試験棟は、地上2階建てで延床面積2,155m2です。世界各国の異なる気象条件や環境規制などに対応した業務用大能力製品の各種試験室を設置しており、高効率のビル用マルチエアコンや工場等向けパッケージエアコン、業務用冷凍機や業務用給湯ヒートポンプなど大型の業務用冷熱製品のさらなる開発が可能となります。
世界人口の増加や都市化の加速、環境規制の強化、さらには温暖化による気象条件の変化などにより、世界の空調市場は今後ますます拡大していくと考えられています。また、各国の異なるニーズにより細かに対応していくには、それぞれの地域に適切な製品の開発が必要不可欠です。三菱重工サーマルシステムズは、今回の枇杷島製作所における開発力強化に加え、Mitsubishi Heavy Industries - Mahajak Air Conditioners Co., Ltd.(タイ)など海外の開発試験設備についても増強しており、世界全体の開発体制を強化することで、多様なニーズに応えていく考えです。
三菱重工サーマルシステムズが有する省エネかつ環境性に優れた製品ラインアップは、世界でも競争力の高い製品であり、地域ごとのニーズに対応することでさらなる需要増を見込んでいます。開発試験棟の増強を弾みとして、一人ひとりのお客様に寄り添った技術・製品開発に取り組み、特長である冷熱事業領域の広さを活かしたシナジーによる総合技術力で、お客様の多種多様なニーズに応じた最適なサーマルソリューションを提供していきます。
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概要:三菱重工業株式会社
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