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NECソリューションイノベータ、EMIノイズ対策を支援する「DEMITASNXオンラインサービス」を提供開始

TOKYO, Jan 8, 2021 - (JCN Newswire) - NECソリューションイノベータは、プリント基板の設計におけるEMI(Electro Magnetic Interference:電波障害)ノイズ対策を支援する「DEMITASNXオンラインサービス」を1月14日より提供開始します。

「DEMITASNXオンラインサービス」は、NECのEMIノイズ対策ソフトウェア「DEMITASNX」のEMIチェックルール15項目のうち、ニーズの高い4項目に絞って提供するオンラインサービスです。

本サービスは、提携する電気系CADベンダーである株式会社ニソール(以下、ニソール)、Quadcept株式会社(以下、Quadcept)より提供します。

背景
EMIは電気信号に干渉し、他の機器やシステムに対して悪影響を及ぼすため、電子機器の設計においてEMIノイズ対策は避けては通れない課題となっています。また、基板の設計・試作終了後では可能なEMIノイズ対策は限られるため、設計の初期段階で、ツール等を使用した効率的なEMIノイズ対策が求められています。

「DEMITASNX」は、国内外の研究機関で検証された「EMIルールチェック機能」と「共振解析機能」を搭載し、基板の設計段階におけるEMIノイズ対策を支援するソフトウェアです。携帯端末、OA機器、家電、自動車部品、航空宇宙機器、医療機器等を含む幅広い分野の電子機器のEMIノイズ対策に利用されています。

これまでの提供を通じ、設計件数が少ないメーカーなどにおいては、自社の設計の頻度やタイミングに応じて、必要な時だけ低コストでEMIノイズ対策のツールを利用したいという声が多く寄せられていました。そこで、このたび「EMIルールチェック機能」のうちニーズの高い4つのチェックルールをオンラインで提供する「DEMITASNXオンラインサービス」を開始します。

本サービスの特長

1. 低コストで必要な時に素早く結果を入手
「DEMITASNX」のEMIチェックルール15項目のうち、特にニーズの高い4項目に絞り、利用ごとに課金するオンラインサービスとして提供します。オンラインで設計データ(CADデータ)を送付するだけで、最新の機能によってチェックされた結果を、レポートファイルとして入手できます。これにより、必要な時に低コストでEMIノイズ対策を実施できるようになり、設計レビューの資料作成や、修正指示書の作成などの設計・製造工程における作業の効率化、納品物の品質向上を支援します。

チェック機能
- 基板端チェック:プレーン端からの配線距離をチェック
- GVプレーンまたぎチェック(注):信号配線の隣接層にあるリファレンスとなるプレーンの連続性をチェック
- リターンパス不連続チェック:信号配線の近くにあるリターン電流経路の連続性をチェック
- デカップリングキャパシタチェック:LSIの電源ピンの近くにデカップリングキャパシタが接続していることをチェック

2. AI(人工知能)機能によるEMIチェック
EMI専門家の知見をAIによって学習した「AI絞込み機能」により、EMIチェックの結果からベテランエンジニアの観点で、対応が必要である重要なエラーに絞り込んだレポートを提供します。これにより、設計レビューの時間短縮や品質向上に貢献します。

なお、NECソリューションイノベータは本サービスを1月26日(火)開催の「プリント基板ノイズ対策セミナー」(NEC共催、オンラインセミナー)にて紹介します。

セミナーWEB: https://jpn.nec.com/demitasnx/event/seminar210126.html

NECソリューションイノベータは今後も、先進ICTを活用して多様化するニーズに対応し、設計・製造工程の更なる効率化・省力化に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20210108/index.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。


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