TOKYO, Mar 25, 2020 - (JCN Newswire) - NECソリューションイノベータは、本日から7月31日まで、大阪府柏原市が運営する市内循環バス「きらめき号」の運行に関するデータを活用し、利便性の高い運営につなげるための実証実験を、柏原市と共同で実施します。
本実証実験では、NECソリューションイノベータが開発した測定アプリを用いて、バスに設置したスマートフォン端末から位置情報や走行時の運行速度などを取得します。このデータと停留所の位置、乗降客の数などを合わせて分析し、運行状況を可視化することで、「きらめき号」の利便性向上に向けた施策を検討します。
両者は今後も、官民連携を通じて、データ活用による合理的根拠にもとづいた市政の改善を目指していきます。
背景
柏原市では、市民の身近な交通手段として、無料の市内循環バス「きらめき号」を運営しています。「きらめき号」は、市内の公共機関などへのアクセスが可能で、また、主要幹線道路を走行しているため、柏原市の中心部や他の市への移動などによく活用されています。一方で、各停留所の必要性や運行ルートの効率性などを検証し、運行本数の増加や、市内を循環する時間の短縮など、より利便性を高めていくことが課題となっていました。
こうした状況を受け当社は、保有する準天頂衛星等の高精度測位技術と移動体の分析技術を活用して、「きらめき号」の位置情報や運行速度などを測定し、バス運行における利便性を高めることを目的に、柏原市と共同して本実証実験を開始しました。
実証実験の概要
現在運行している「きらめき号」全5台に、スマートフォン端末を設置し、NECソリューションイノベータが開発した測定アプリを用いて、停留所ごとの停車時間、位置情報、走行時の運行速度を測定します。
測定した停留所ごとの停車時間と、これまで運転手が手書きでまとめていた停留所ごとの乗降客数から、停留所の必要性を検証します。
また、測定した位置情報と走行時の運行速度から、道路の混雑具合を推定し、より短時間で回るルートを探索するほか、必要性の低い停留所をなくした場合に、市内を循環する時間の短縮につながるかを検証します。
運行時間帯:平日6時50分~19時
停留所数:62か所(全ルート合計)
ルートあたりの平均所要時間:約30分~1時間
一日当たりの平均利用者数:約1,000人
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
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概要:日本電気株式会社(NEC)
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