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三菱重工、医療機関向けの陰圧クリーンエアシェルター「Me-CAS」を開発

TOKYO, Aug 3, 2020 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は、医療機関向けクリーンエアシェルター「Me-CAS」を開発完了し、販売を開始しました。内部を大気圧より約3Pa低い状態に保ち医療用フィルターを備えた排気装置の作用により、シェルター内部からのウィルス等の流出を防止する機能を持つ軽量で展張設置が迅速に行える可搬式の簡易施設で、新型コロナウィルスの感染対策等に貢献できると考えています。

本製品は、三菱重工グループの原子力関連技術を基に原子力災害時の放射性物質による被ばくを抑制する目的で、再処理機器株式会社と帝人フロンティア株式会社が共同開発したクリーンエアシェルター(R)をベースとして、当社三菱神戸病院関係者からの意見も採り入れながら、医療現場のニーズに合せてシェルター内部を陰圧に保つ仕様へと変更したものです。標準タイプは幅約8.4×奥行約4.4×高さ約3.9m、重量約50kg。展張から据え付け完了まで約5分で済み、軽量でコンパクトかつ容易に設置可能です。

内部が陰圧状態のままでシェルターの形状を維持し、医療用HEPAフィルターを備えた排気システムにより、一時間当たり6回以上(診察エリアは12回以上)の換気が可能です。本製品により新型コロナウィルス感染の疑いのある患者のPCR検査や診察および発熱者の待機室など、一時的に隔離ニーズのある状況に応えることができます。

各地で新型コロナウィルスの感染が拡大するなか、施設導入について関係自治体や医療機関等へ提案しており、医療・福祉関連施設における感染拡大リスクの抑制や軽度感染患者の隔離療養場所確保に貢献すべく、引き続き提案活動をしてまいります。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/story/20073002.html

概要:三菱重工業株式会社

詳細は www.mhi.co.jp をご覧ください。



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