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NXP、NECが楽天モバイル向けマッシブMIMO 5Gアンテナ無線子局向けにNXPのRF Airfastマルチチップ・モジュールを採用したことを発表

TOKYO, Oct 13, 2020 - (JCN Newswire) - NXP(R) Semiconductors(以下「NXP」)と日本電気株式会社(以下「NEC」)は、NECが移動体通信事業者(MNO)である楽天モバイル株式会社(以下「楽天モバイル」)向けに提供するマッシブMIMO 5Gアンテナ無線子局(RU)に使用するRF Airfastマルチチップ・モジュール(MCM)のサプライヤとして、NXPを選択したと発表しました。

NECのマッシブMIMO 5Gアンテナ無線子局は、楽天モバイルの完全仮想化クラウドネイティブ・モバイルネットワーク向けの5Gオープン仮想化無線アクセス・ネットワーク(vRAN)インターフェースを採用しています。このシステムは超高精度デジタル・ビームフォーミングの採用により高効率の大容量伝送を実現するほか、回路の集積度向上によって小型化を実現しており、設置が容易です。

NXPの新しいAFSC5G40E38 RF Airfastマルチチップ・モジュールは、日本の5Gインフラ展開における周波数/出力要件に対応して開発されました。この製品は、世界での5Gインフラ展開を可能にするために開発され、拡充中のNXP RF Airfastマルチチップ・モジュール製品ポートフォリオの新製品です。NXPのRF Airfastマルチチップ・モジュールはさまざまな地域の周波数帯や出力をカバーする共通のフットプリントを提供し、ネットワーク・モバイル・オペレータによる市場投入の迅速化を可能にします。

NECは楽天モバイルと共同開発した5Gインフラにnew windowNXPのRF Airfastマルチチップ・モジュールを使用し、製造しています。

NECのワイヤレスアクセスソリューション事業部部長代理の辻 和司は、次のようにコメントしています。「NXPの5G RF Airfastマルチチップ・モジュールは、日本の5Gインフラに必要とされる周波数帯と出力レベルに対応します。この技術の柔軟性、集積度、性能により、5Gインフラ向け無線製品の迅速で効率的な開発が可能になりました。NECは楽天モバイルとNXPの両社と協力し、こうした5Gサービスをエンドユーザーに提供できることを嬉しく思います」。

NXPの上級副社長兼ラジオ・パワー担当ゼネラル・マネージャーのPaul Hartは、次のようにコメントしています。「NXPは技術的なリーダーシップに向けた取り組みを常に進めています。今回の提携は世界の国々で先進的な5G体験を提供するという私たちのビジョンをより明確にするものです。NXPのAirfastマルチチップ・モジュールは5Gインフラ・システム向けに高次元の集積度、使いやすさ、性能を提供します。この製品は周波数帯や出力を問わずご利用いただけます」。

NXP Semiconductorsについて

NXP Semiconductorsは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、オートモーティブ、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPは世界30か国強で約2万9,000名の従業員を擁しています。2019年の売上高は88.8億米ドルでした。詳細はWebサイト https://www.nxp.com/ をご覧ください。

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイト https://www.nxp.jp (日本語)をご覧ください。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/202010/20201013_02.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。


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