10/16/20

エーザイ、抗てんかん剤「フィコンパ(R)」について中国で部分てんかんの単剤療法および小児適応の追加申請が受理

TOKYO, Oct 16, 2020 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、自社創製の抗てんかん剤「フィコンパ(R)」(一般名:ペランパネル)について、中国国家薬品監督管理局に、てんかんの部分発作に対する単剤療法および4歳以上の小児てんかんの部分発作に係る追加適応の申請が受理されたことをお知らせします。

部分発作に対する単剤療法に係る追加申請は、グローバル(米国、欧州、中国など)で実施した部分発作(二次性全般化発作を含む)を有する12歳以上の患者様を対象とした併用療法の臨床第III相試験(304試験、305試験、306試験および335試験)を用いて単剤療法の安全性および有効性を推定したサブグループ解析データに基づくものです。また、「フィコンパ」単剤療法の有効性および安全性を補足するデータとして、日本、韓国で実施した12歳から74歳の部分発作(二次性全般化発作を含む)を有する未治療のてんかん患者様を対象とした臨床第III相試験(FREEDOM試験/342試験)の結果も提出しました。

小児てんかんの部分発作に係る追加申請は、グローバルで実施した4歳以上12歳未満のコントロール不十分な部分発作または強直間代発作を有する小児てんかんを対象とした「フィコンパ」併用療法の臨床第III相試験(311試験)の結果に基づくものです。

中国におけるてんかん患者様数は約900万人と推定されており、乳幼児期から高齢期まで、すべての年代で発病しますが、18歳以前と高齢期での発病が多いとされています。てんかん患者様の約30%では既存の抗てんかん剤による発作コントロールが十分にできておらず1、アンメット・メディカル・ニーズの高い疾患です。

「フィコンパ」は、当社筑波研究所で創製されたファースト・イン・クラスの抗てんかん剤です。本剤は、グルタミン酸によるシナプス後膜のAMPA受容体を選択的かつ非競合的に阻害し、神経の過興奮を抑制します。本剤は中国において、12歳以上の部分発作(二次性全般化発作を含む)併用療法に対する承認を取得しています。

当社は、てんかんを含む神経領域を重点疾患領域と位置づけています。今回の「フィコンパ」の中国における追加適応申請の受理を機に、世界のより多くの患者様に発作フリー(seizure freedom)をお届けする使命を追求し、てんかんの患者様とそのご家族の多様なニーズの充足とベネフィット向上により一層貢献してまいります。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
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概要:エーザイ株式会社

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