Moonstakeは、アジア最大のステーキング・ネットワークを創造するとし、昨年、ステーキング事業を開始しました。2000の暗号通貨の取扱いが可能で、ステーキング機能を備えた利便性の高いウェブ版ウォレット、モバイルウォレット(iOS / Android)を次々に開発し、ユーザーを獲得してきました。この間、Emurgo(Cardano構成法人の1つ)を始め、NEOやOntology、Wanchainといった、DeFi分野で活躍するパブリック・ブロックチェーンと、次々に提携してきました。
また、昨年8月には、ステーキングされたデジタル・アセットを流動性のある資産に変換させるDeFiソリューションを開発するRAMP DEFIと提携し、DeFiの発展や普及、MoonstakeのプラットフォームへのDeFiプロダクトの接続に向けて動き出しました。同12月には、日本最大のブロックチェーン・インキュベーション・ハブのバイナリースター社主催の「ビジネスブロックチェーンExpo」において、Moonstakeは「DeFiセクション」を共同開催し、MakerDAO、NEO Flamingo、Zilliqaなど、DeFiの最前線にいるプレイヤーの招聘を通じて連携を強め、DeFi参入に向けた取組を強めてきました。
現在、DeFiにおける暗号資産の総ロック額は、昨年同期比290%増の250億ドルに達します。急成長を遂げるDeFiのエコシステムは、ほぼEthereumのブロックチェーン上に成り立っており、今後のさらなる成長には、他のブロックチェーンとの連携や、他のブロックチェーンからEthereumへのアクセスが必須となります。
ステーキング中の暗号資産はロック期間が内包されるプロトコルが多く、この間の暗号資産の非流動性については、ステーキングの課題でした。ステーキングのサービス事業者であるMoonstakeは、今回DeFiに参入するにあたり、この非流動性の解決に取り組むことで、DeFiへのアクセスを容易にかつ拡大する革新的なプロダクトを世に排出していく予定です。
すでに実証実験を完了しており、ステーキングの流動性プロトコルの完成により、非中央集権型取引所(DEX)やレンディングといったDeFiプロダクトへのアクセスを可能にします。また、Moonstakeが運営するステーキングプールとの連結により、サービスに拡張性を持たせることができます。
Moonstakeは、現在、上記を含むDeFiプロダクトやビジネスに関するLitepaperを編纂しており、2021年第一四半期内の発表を予定しています。また、自社でのプロダクト作成に加え、今後、Moonstakeのプラットフォーム上での接続を希望するDeFiプロダクトの募集も開始します。200億円超のステーキング総額のステーキングプールや、世界中のウォレットユーザーを持つMoonstakeのDeFiと接続することで、良質なDeFiプロダクトの発展や周知を支援する予定です。
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