TOKYO, Nov 30, 2021 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、2021年12月3日から7日に米国イリノイ州シカゴおよびバーチャル形式で開催される「第75回米国てんかん学会年次総会(American Epilepsy Society Annual Meeting:AES2021)において、自社創製の抗てんかん剤ペランパネル(製品名「フィコンパ(R)」、英語製品名:「Fycompa(R)」)および、てんかんと神経疾患を治療標的とした自社創製新規低分子化合物E2730に関する最新データなど、合計42演題についてポスター発表することをお知らせします。
本総会では、ペランパネルについて、12歳以上74歳以下の部分発作を有する未治療てんかんの患者様を対象とした臨床第III相試験(FREEDOM/342試験)の非盲検継続投与(52週)における単剤療法の長期有効性と安全性の解析結果(ポスター番号:1.283)のほか、高齢てんかん患者様に対する、臨床第III相試験などの結果の概説(ポスター番号:2.218)およびリアルワールドの統合解析結果(ポスター番号:1.215)に関するポスター発表を行います。また、E2730について、非臨床試験の結果に関するポスター発表(ポスター番号:2.197)を予定しています。
ペランパネルは、当社筑波研究所で創製されたファースト・イン・クラスの抗てんかん剤です。本剤は、グルタミン酸によるシナプス後膜のAMPA受容体を選択的かつ非競合的に阻害し、神経の過興奮を抑制します。本剤は世界各国において、部分てんかんの併用療法に対して日本、米国、欧州、中国、アジアなど70 カ国以上で承認を取得しています。全般てんかんの強直間代発作の併用療法の適応についても、日本、米国、欧州、アジアなど 70 カ国以上で承認を取得しています。E2730は、当社筑波研究所で創製された、活性化状態にあるシナプス機能を選択的に調整する、新規選択的不競合GAT-1(GABA transporter 1)阻害剤です。てんかんに対する臨床試験を実施しています。
当社は、てんかんを含む神経領域を重点疾患領域と位置づけており、より多くの患者様に発作フリー(seizure freedom:無発作状態)をお届けする使命を追求し、てんかんの患者様とそのご家族の多様なニーズの充足とベネフィット向上により一層貢献してまいります。
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概要:エーザイ株式会社
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