TOKYO, Jul 6, 2020 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、日本において、自社創製の抗てんかん剤「フィコンパ(R)」(一般名:ペランパネル水和物、海外製品名:「Fycompa(R)」)の新しい剤形となる細粒剤を、本日、新発売したことをお知らせします。本剤形は、2020 年 1 月 23 日に製造販売承認され、4 月 23 日に薬価収載されました。
日本におけるてんかん患者様数は約 100 万人と推定されています。てんかんは、年齢に関係なく発症する疾患ですが、特に小児と高齢者で発症率が高いといわれています。新発売の細粒剤は、小児や嚥下機能の低下によって錠剤の服用が困難な患者様にも服用いただける剤形として開発されました。また、患者様の症状に合わせた用量調節も可能となります。
「フィコンパ」は、当社筑波研究所で創製されたファースト・イン・クラスの抗てんかん剤です。本剤は、グルタミン酸によるシナプス後膜の AMPA 受容体を選択的かつ非競合的に阻害し、神経の過興奮を抑制します。本剤は日本において、4 歳以上のてんかん患者様の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する単剤および併用療法、また 12 歳以上のてんかん患者様の強直間代発作に対する併用療法の承認を取得しています。
当社は、今回の「フィコンパ」の細粒剤に係る新発売を機に、引き続き、安全性情報提供を最優先とした活動を行い、より多くの患者様に発作フリー(seizure freedom)をお届けする使命を追求し、てんかん患者様とそのご家族の多様なニーズの充足とベネフィット向上により一層貢献してまいります。
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概要:エーザイ株式会社
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