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NEC通信システム、3Dセンサを活用し 電柱・電線の安全な設備点検をサポートする離隔計測技術を開発

TOKYO, Jul 27, 2021 - (JCN Newswire) - NEC通信システムは、3Dセンサやタブレット端末を活用し、電柱・電線などの設備点検作業の安全かつ効率的な実施をサポートする離隔計測技術を開発しました。今後NEC通信システムは、2021年度中に本技術の製品化を目指します。

人口減少社会に突入する中、電力や鉄道業界などにおける作業員の高齢化や人手不足が特に深刻化しています。さらに高所作業車を使用した作業の安全確保も必要となっており、ICTを活用した業務の効率化が喫緊の課題となっています。

そこで、NEC通信システムでは、3Dセンサを活用した空間認識技術を応用し、離れた場所から計測する離隔計測技術を開発しました。設備点検作業のうち、電柱の高さ計測・地面からの電線までの高さ計測、設備間の距離計測などを行えるため、安全かつ少人数での作業が可能となります。また、電柱や支線を認識して離隔距離を自動で計測することや、3Dセンサで撮影した3次元点群データ上に、電柱や電線を設置するシミュレーションができます。これにより、点検業務のデジタル化、ペーパレス化などのDX推進に貢献します。

【特長】

1.対象物を選択するだけで計測作業が可能
3Dセンサで撮影した画像上で計測したい2点の対象物を選択するだけで、2点間の距離を計測することができます。また対象物の一部が樹木などの障害物に隠れている場合でも、推測して2点間の距離を計測作業が可能です。

2.安全にかつ少人数での計測作業が可能
高所作業車などを使わずに、高い場所にある設備について、3Dセンサを使用して危険エリアに近づくことなく正確かつ短時間で計測作業を行うことができます。また通行止めや通行制限をすることなく作業を実施できるため、作業者の人数を削減することも可能です。

3.持ち運びがしやすく、簡単な操作で計測作業が可能
3Dセンサとタブレット端末といった持ち運びしやすい機材を使用して計測作業を行うことができます。タブレット端末の画面で3Dデータを確認しながら簡単な操作で計測作業を実施できます。また、撮影した3Dデータを保存すれば、現場を再訪せずに再計測などに可能です。

NEC通信システムは、今後もIoTや3Dセンサの技術の提供を通じて、安全で効率的な社会インフラの構築に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.ncos.co.jp/news/news_210727.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。


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