国内の原子力発電所では、使用済燃料プールで一定期間冷却が進んだ使用済燃料を再処理工場へ搬出するまでの間、一時的に発電所構内で保管することが可能な乾式貯蔵へのニーズが高まっています。乾式貯蔵の中核をなす乾式キャスクは、輸送と貯蔵を兼用できる専用容器で、使用済燃料を発電所構内で一定期間貯蔵した後、他の輸送容器に詰め替えることなく発電所外へ搬出することができる高い頑健性や汎用性を有しています。
当社製の乾式キャスクは、実機スケールでの9m傾斜落下試験といった安全性実証試験や、アルミニウム合金やレジンといった材料の長期健全性試験を行った結果を反映することで、4つの安全機能(閉じ込め機能、臨界防止機能、遮蔽機能、除熱機能)を最大60年間維持する設計となっており、高度な安全性と信頼性を担保しています。また当社では、原子力機器製造のノウハウを生かしつつ、製造・検査を高度に自動化したキャスク専用組立工場を整備し、短納期かつ経済性に優れた高品質なキャスクの量産供給体制を確立しています。
三菱重工は、原子力発電プラントメーカーとして培ってきた高度な技術を通じて、乾式貯蔵の早期実現とさらなる安全性向上に引き続き取り組み、安全・安定した原子力発電施設の稼働に貢献していきます。
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三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは: 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
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