TOKYO, Mar 19, 2020 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:楠本 馨、本社:東京都千代田区)は、ベトナムにおける空調機市場の販売強化に着手します。安定的な経済成長を背景とした購買市場の拡大を受けたもので、3月にはベトナム市場でも最大級の需要増が見込めるインバーター機能を搭載したルームエアコンを投入。併せて、現地の有名ベトナム代表サッカー選手をCMキャラクターに起用するなど、三菱重工ブランドイメージ強化もはかっていきます。
新規市場投入するインバータールームエアコン「YXPシリーズ」は4機種で、従来モデルと同等水準の効率性を維持しながら、インバーターエアコンを初めて導入するユーザーが手頃な価格で購入できるようコストを抑えた普及機種です。冷媒には環境に配慮したR32を使用。この3月から順次市場投入を開始する予定です。ベトナムの家庭用エアコン市場では、インバーター機能付き機種に対する需要が高まっており、2017年までに家庭用エアコンのインバーター機能搭載比率は5割を突破しました。インバーター機能とは、エアコンに内蔵される圧縮機内のモーターの回転数を最適制御することで、無駄のない温度調整・省エネ運転を実現するものです。省エネかつ快適な冷房機能を求める同国需要に合わせて、インバーターエアコンのラインアップを拡充していくものです。
一方、販売促進活動では、ベトナムサッカー代表でゴールキーパーを務めるダン・ヴァン・ラム(Dang Van Lam)選手をブランド・アンバサダーとして起用。同選手の持つ、"Powerful(強力)" "Durable(耐久性)" "Credible(信頼性)"といった印象を、アジアで展開する三菱重工ブランドエアコンの"Heavy Duty(頑丈)"というキャッチコピーに重ね合わせ、テレビCMその他の広告宣伝を展開していきます。
三菱重工サーマルシステムズは、家庭用および業務用エアコンの生産・販売拠点としてベトナム隣国のタイに、現地企業との合弁によるMitsubishi Heavy Industries-Mahajak Air Conditioners Co., Ltd.(略称:MACO社)を設置しています。MACO社は、2017年に部品製造工場の増設および電装工場の新設を完了。生産体制の増強をはかっており、今回のベトナム市場深耕策も同社が前面に立って推進していきます。
ベトナム経済は現在、海外からの投資呼び込みをテコとする工業化を背景として、空調市場も活発化。2013~2018年の6年間に空調市場規模が倍増して200万台を超え、今後も年率8~10%の成長が持続するとみられており、この状況を追い風に同国での販売強化に乗り出すものです。
空調機事業は、国内市場の成熟化と海外市場におけるメーカー企業の増加などを受けて競争が激化を辿る一方、世界的な省エネ・快適空調ニーズの高まりにより、市場規模の増大が期待できます。ベトナムもこうした有望市場のひとつであり、三菱重工サーマルシステムズは、積極的な販売強化を通じてグローバル市場における競争優位性の確保と地球環境保全への貢献に取り組んでいきます。
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概要:三菱重工業株式会社
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