Saudi Arabia, Dec 24, 2020 - (JCN Newswire) - ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下が設立したミスク財団の子会社であるマンガプロダクションズは本日、アラブ諸国や海外の視聴者の間で好評を博し、世界で7,000万回を超える視聴回数を記録したサウジアラビアのアニメシリーズ『アサティール 未来の昔ばなし(Asateer Future's Folktales)』シーズン1の成功を受け、シーズン2の舞台となる近代都市NEOM(注1)とパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。
マンガプロダクションズCEOのイサム・ブカーリは、このパートナーシップについて、「日本の東映アニメーションと2年がかりの共同制作の末、完成した「『アサティール 未来の昔ばなし』のシーズン2を制作するにあたり、舞台となるNEOMと協力関係を結べることを大変嬉しく思っています。このパートナーシップにより、サウジアラビアのクリエイティブ業界は、王国が策定した「ビジョン2030」の具現化に向け、クリエイティブ能力や革新的技術の振興を担うNEOMと結びつくことになります。このパートナーシップは、次世代がNEOM発展の一翼を担い、人類の明るい未来を築くという、私たちの目標の達成に向けた牽引力となるでしょう」と述べました。
NEOMのCEOであるナドミ・アル=ナスル氏は、「エンターテインメント、メディア、文化は、NEOMが推進する主要分野の一部であり、NEOMが『アサティール 未来の昔ばなし』シーズン2 の舞台となることを嬉しく思います。私たちは、国内外の人材を育成して意識を高めることに力を入れており、2021年に開催予定のマンガコンペティションには、世界中のクリエイティブ業界の方々にぜひご参加いただきたいと思っています」と語りました。
本パートナーシップは、日本の東映アニメーションと提携し、昨年1月に発表された『未来の昔ばなし』シリーズに端を発しています。サウジアラビアは長年石油産油国として皆さまに知られてきましたが、同シリーズのクリエイティブコンテンツを通じて、サウジアラビアの豊富な歴史や文化、アラビア語の素晴らしさを世界の視聴者に届け、アラブの遺産や価値観、未来のテクノロジーを子供たちに紹介することが出来ました。
また、日本をはじめ、中国、台湾、アイルランド、英国、米国といった日本のアニメーションシリーズが人気を集める国や地域においてTVチャンネルを含むプラットフォームを通じて放送され、サウジアラビア文化の世界的な普及に貢献しました。
本パートナーシップの一環として、マンガプロダクションズは、『アサティール 未来の昔ばなし』のエピソードに登場する小道具のデザインを世界中のクリエイターから募集するコンテストを、2021年に実施するべく準備中であると発表しました。このコンテストは、国内外の人材がクリエイティブな可能性を発揮し、アラブや世界の視聴者に作品を披露する機会となります。
(注1)
NEOM(ネオム)とはサウジアラビアで予定しているスマートシティ建設のプロジェクト名です。
紅海に浮かぶティーラーン島やサナーフィール島を含む砂漠・山岳地帯の2万6500km2の広大な土地に建設する全く新しく人工都市であり、100%再生可能エネルギーでエネルギーを賄い、モビリティは自動運転車やドローンを活用して自動化を徹底するなど、新技術を駆使した計画を立てています。
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