TOKYO, Feb 26, 2020 - (JCN Newswire) - 日本電気株式会社(注1、以下NEC)と株式会社南紀白浜エアポート(注2)は、2019年1月から様々な参加施設とともに推進してきた南紀白浜エリアでの顔認証技術を活用した「IoTおもてなしサービス実証」(注3)について、対象施設をさらに追加し、2021年3月31日まで期間を延長します。
本実証では、NECの生体認証「Bio-IDiom」(注4)の中核技術であり、世界No.1(注5)の認証精度を誇る顔認証技術を用いており、生体認証データを一つの共通IDとして利用して安全で快適な旅行体験を実現する環境を提供しています。今回、実証参加施設を12か所まで拡大し、新たにスマートフォン向けアプリ「南紀白浜IoTおもてなしマップ」も提供します。アプリを利用することで、顔情報の登録以外にも、観光情報やイベント情報、バスの時刻表の検索などのサービスが利用可能となります。
本実証は2020年3月13日(金)まで、内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術/パーソナルデータ実証研究/生体認証(顔特徴量)データの事業者間連携に関するアーキテクチャ実証研究」において、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) の採択を受けて実施しており、今回の延長は、これらの実績・ノウハウなどの研究成果(注6)を受けて、南紀白浜エリアで生体認証データの更なる安全・安心な活用および社会実装を目指します。
なお、従来より本実証にご参加頂いているお客様に対して、実証の延長によるプライバシーポリシーの改訂に関してご案内しています。再同意した方のみ期間延長後のサービスをご利用頂けます。また、再同意のない方の登録データは、2020年2月29日以降速やかに削除します。
NECは、顔や指紋を使った生体認証による共通のIDで、複数の場所やサービスにおいてお客様へ一貫した体験を提供するコンセプト「NEC I:Delight(アイディライト)(注7)」を掲げています。本実証を通じて、観光客やビジネス客の利便性を向上させ、南紀白浜エリアでのおもてなしサービスによる地域経済の発展を支援します。
本実証の内容
初めに、自宅などからスマートフォンを用いて、専用アプリ「南紀白浜IoTおもてなしマップ」や南紀白浜空港の到着階にあるQRコードから、顔情報とクレジットカード情報などを登録します。登録完了後は、ホテルや商業施設、テーマパーク、観光名所などに設置されたカメラから顔情報を検出し、登録された個人を特定することで、各種出迎え業務や、ホテルの客室の解錠、テーマパークでのファスト入園やチケット購入時の決済、さらに商業施設でのショッピングや飲食店利用時の決済などが自動で行えるなど、利便性を高めることによる観光客の満足度向上を目指します。
また、マーケティング分析(「属性推定実験(性別/年齢層)」や「移動経路分析実験」)も実施し、各施設での効果的なキャンペーンやデジタルサイネージ広告に利用します。なお、実証期間中は、おもてなし機能や安全・保安機能を順次強化する予定です。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/202002/20200226_02.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
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