TOKYO, Feb 3, 2020 - (JCN Newswire) - NECは、ネットワークをソフトウェアで動的に制御するSDN(Software-Defined Networking)新製品と、ネットワークのマネージドサービスの提供を開始し、SDN事業を強化します。
背景
企業はSociety 5.0の実現に向けて、従来のコスト削減を目的としたITの導入にとどまらず、IoT・ビッグデータ・AIなどを活用し、新サービスの提供や顧客対応の迅速化により利益を生み出す、攻めのITを目指しています。しかし、少子高齢化による労働人口が減少する中、システム毎に複雑化したネットワークの運用管理にはスキルの高い人材が必要となるため、新規事業の検討などの攻めのIT人材の確保がますます困難になっています。また近年は持続可能な社会の実現に向けて、企業は営利の追求にとどまらず、社会課題の解決に取り組むことも重要な経営課題となっています。
SDN事業の強化内容
NECは、ネットワークをソフトウェアで動的に制御することで、ネットワークの構築や変更を柔軟かつ効率よく、また安全な通信を実現するSDNの商用製品を、世界で初めて2011年に提供開始して以降、世界の企業向けSDN市場の拡大をけん引してきました。
このたび、NECの有する様々な業種の知識と導入実績、ネットワーク構築力、運用管理ノウハウ、サービス開発力などを活かし、SDN事業を強化します。
具体的には、企業ネットワークのライフサイクルである設計・構築・運用・保守・改善の各ポイントでお客様のニーズにあったネットワークのサービスを提供し、お客様と継続的(サステナブル)な関係を構築します。またSDN事業の領域を、従来の企業内LAN/WANやデータセンターネットワークなどに加えて、IoT(Internet of Things)・OT(Operational Technology、注1)との統合、各種クラウドプラットフォームとの接続、近い将来のローカル5Gへの適用など、お客様の事業に直結するネットワークすべてに広げます。さらに提供形態については、従来のシステム構築型(SI型)に加えて、機器・構築・運用・保守をサービス型でも提供します。
これらによりお客様は、ネットワークの導入・運用コストの適正化に加えて、柔軟かつ安全なネットワークを迅速に構築・変更可能になります。また、煩雑なネットワークの構築や運用をNECに委託することで、本業に集中し、新事業の創造や攻めのIT人材へのリソースシフトが可能になります。
事業体制と今後の展開
NECはサービスの開発や提供を担う専任者を250名体制とし、事業を推進します。またNECはSDN関連事業について、今後3年間で累計1,000億円の売上を目指します。
NECは、2020年度までの3カ年の中期経営計画「2020中期経営計画」のもと、ネットワークの強みを活かした新たな領域におけるサービス事業を推進しています。本事業の強化により、ネットワークを柔軟に活用し、人・モノが生み出すデータを産業の枠を超え賢くつなぐ 「NEC Smart Connectivity」(注2)の提供を加速し、新たな社会価値を創造していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/202002/20200203_01.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
Copyright 2020 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com Via JCN Newswire https://ift.tt/2pbRN02