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NEC、大学・高専における課題解決型AI教育を実現する教育プログラムを提供開始

TOKYO, Dec 17, 2019 - (JCN Newswire) - NEC は、課題解決型AI教育を実現するPBL(Project Based Learning、注1)を担う講師を養成する「PBL導入プログラム」を2020年7月から提供開始します。本プログラムは、課題解決型AI教育を行う大学および高等専門学校を対象とし、3年間で国内70校への提供を目指します。

近年、AIの社会実装・活用が急速に進み経済がデジタル化する中、世界的にAI人材の不足が大きな社会課題となっており、日本でも産学官共同でAI人材育成に取り組むことが求められています。内閣府は2019年6月に「AI戦略2019」(注2)において、「数理・データサイエンス・AI」をデジタル社会の基礎知識と位置付け、年間約50万人の大学生・高等専門学生全員にリテラシー教育を実施する目標を発表しました。また、AIの応用基礎教育・エキスパート教育として、PBLを中心とした課題解決型AI人材育成に取り組むことを掲げています。しかし、PBLを担う講師には、AIに関する専門知識に加えて、社会におけるデータ利活用やそのプロセスに関する知見が要求されることから、全国的に講師が不足することが懸念されています。

NECはこの課題を解決するため、「PBL導入プログラム」の提供を開始します。本プログラムは、大学生・高等専門学生向けにPBLを実施するための講師を養成する研修プログラムです。AIに関する専門知識、データ利活用事例、データ利活用プロセスなどPBLを実施するために必要な知識を習得するためのカリキュラムから構成され、全国8か所で年2回(期間:3か月間、42時間)開催します。

本プログラムで使用するPBL教材は、国立大学法人滋賀大学データサイエンス学部(注3)、および公立大学法人横浜市立大学データサイエンス学部の協力のもと、「NECアカデミー for AI」(注4)において開発を行います。また演習環境として、データ分析を行うためのクラウド環境も提供します。

NECは、2013年からAI・アナリティクス人材育成に関する取り組みを始め、数多くのAI人材を育成してきました。本年4月に開講した「NEC アカデミー for AI」では、社会人を中心に約4,000人の受講実績を有しています。こうした取り組みの中で培ってきた育成メソドロジーを大学・大学院や産業界に還元し、年間約50万人の大学生・高等専門学生向け課題解決型AI教育の実現に貢献します。

NECでは「2020中期経営計画」においてAI・IoTなどのデジタル技術を活用したサービス型ビジネスを推進しています。課題解決型AI教育を実現するための「PBL導入プログラム」の提供はこのような取り組みの一環であり、今回のようなAI人材育成を通じて、お客様との共創を通じた企業・社会のデジタルトランスフォーメーションに貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/201912/20191217_03.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。



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