TOKYO, Nov 26, 2019 - (JCN Newswire) - NECは、工場の工作機械やロボットなどのFA(Factory Automation)機器やIT機器の信号を高信頼・低遅延に伝送する「ExpEther」(エクスプレスイーサ、注1)の無線IPコアのライセンス提供を本日から開始します。本製品は、工場など劣悪な無線環境でもFA機器の物理的な制約を超えて高信頼・低遅延の無線通信を提供でき、次世代工場における生産の自動化とクラウド連携などによる全体最適化に貢献します。
近年、少量多品種生産を柔軟で低コストに実現する次世代インダストリーに向けて、工場のFA機器にも生産自動化とクラウド連携への対応が求められています。これらの実現には、FA機器が送受信する信号の伝送を無線化することで、有線で接続しているFA機器とユーザ端末の分離、全工程のリモートセンシング、FA機器とIT機器やクラウドのリアルタイム連携などを行う必要があります。しかし、オフィスや一般消費者向けの無線通信は工場の劣悪な無線環境では高信頼・低遅延の通信が困難という課題がありました。
今回提供開始する「ExpEther無線IPコア」は、工場の劣悪な無線環境でも従来の無線通信より高信頼・低遅延の通信を提供する新技術を採用し、FA機器による電波の反射や減衰が起こりやすい環境でも安定した無線通信を実現します。これにより、お客様の次世代工場に向けた取り組みに貢献します。
NECは、今後3年間でFA機器メーカーを中心に国内外で30社へ販売することを見込んでいます。
なお、NECは本製品を「IIFES2019」(会期:2019年11月27~29日、会場:東京ビッグサイト) のCC-Link協会とMECHATROLINK協会のブースに出展します。NECは次世代工場の実現に向け、無線技術の標準化活動に積極的に取り組んでいます。
NECは、2020年度までの3カ年の中期経営計画「2020中期経営計画」のもと、AI・IoT、ネットワークサービスなどの先進技術を活用し、今後も製造業のものづくり現場とデジタルとを融合して多様化するニーズに対応し、強いものづくり経営や新しいサービスビジネスの創出に取り組みます。これにより人やモノ、プロセスの情報・状態をバリューチェーン全体で共有し、新たな価値を生み出す「NEC Value Chain Innovation」(注3)をお客さまと共に実現していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
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概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
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