TOKYO, Sep 18, 2019 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱重工マリンマシナリ株式会社(社長:堀 俊明、本社:長崎市)は、2020年1月1日付で三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)に委託してきたMET過給機の製造を内製化します。
三菱重工グループが進める製造拠点集約の一環として、MET過給機の製造工場を長崎市幸町から飽の浦町に移転することを機に同過給機の製造機能を取り込むものです。
今後は、MET過給機の開発から製造・サービスまでの全プロセスを一貫して担うことにより、機動的な事業運営を通じ、事業拡大に向け市場密着および顧客満足の徹底をはかっていきます。
三菱重工マリンマシナリは2013年10月、舶用ディーゼルエンジン、舶用ボイラ・タービン、過給機、舶用補機ならびに舵取装置、およびその関連装置の開発・設計・販売・アフターサービス業務ならびにライセンス業務と、三菱重工グループで設計製造する舶用機械・関連装置の販売業務を手掛ける三菱重工業の100%出資子会社として発足しました。
これまで、製造機能を三菱重工グループ内に委託し、開発・設計・営業およびサービスに特化してきました。今回、MHPSからMET過給機の製造移管を受けるに際し、工場をMHPSタービン工場内に移して12月中に工事を完了。製造関連の設備と人員を引き継ぎ、社内に製造及び生産管理機能を担当する部門を新設します。
MET過給機は、エンジンの高出力・高効率化要求に対応した三菱重工グループの差別化技術として1960年代から製品展開。エンジンの排出ガスをタービンで回収してコンプレッサを駆動させることでエンジンに燃焼空気を強制的に送り込む仕組みに、独自の工夫を重ねてラインアップを充実させてきたものです。
三菱重工マリンマシナリは今回の工場移転およびMET過給機の内製化を機に、MET過給機のトップシェア獲得を目指して、製品のさらなる高性能化・小型軽量化の実現と、2ストロークに加え4ストロークエンジン向け過給機の拡販強化に取り組むとともに、グローバル市場の深耕にも力を注いでいきます。
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概要:三菱重工業株式会社
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